楽園部合宿Ⅵ
第19話楽園部合宿Ⅵ
アニオタが発覚して、一か月は嫌がらせや喧嘩を売られた。
だが、一か月経つと喧嘩を売ってくる奴がいなくなった。
理由は一つ。
俺たちが喧嘩に強いからだ。
平和主義の俺たちだったが、
さすがに殴られたら殴り返す。
喧嘩は良くないよね…
一か月の間、俺たちが負けることはなく、
それに懲りて喧嘩は売ってこなかったのだろう。
それでもなお、嫌がらせ・シカトは卒業まで続いた。
威張り散らしているぶりっ子がいた。
クラスに一人は必ずいないか?
その女子を筆頭に嫌がらせは行われていた。
嫌がらせというのは、朝に自分のクラスのドアを開けた瞬間
帰れキモオタ。部屋が臭くなったわ。
と煽られるなどなど。
まあそこは敢えてスルーだ。
構ってあげると調子に乗るからな。
数え切れないが、一つ目立った嫌がらせがあった。
下駄箱の靴の中に砂を大量に詰め込み、
そこに水が流し込んであるというものだ。
そんなことをされた靴を履いて帰れるはずもなく、
中身を全部取り出して靴が乾くまで学校で待機していた。
普通こんなイジメとも言える嫌がらせをされていたら
教師が動くはずだ。
でも、前に転校していった奴同様に見て見ぬふりどころか嘲笑される。
俺たちはまた決意した。
絶対に学校はやめない、好成績を残して卒業してやる、と。
その決意は強く、俺たちの絆はどんどん深くなっていった。
ゴミクズたちの思うようにはさせない。
教師たちを見返してやりたい。
そして高校受験。
俺たちは難関高校に合格するどころか、そこの特待生になった。
教師たちは自分の評価を上げるために急に優しくなった。
だが絶対に許さない。
同級生も教師も、絶対許さない。
だから俺たちは卒業アルバムにこう書いた。
好成績を残せたのは、この学校の教師のおかげではありません。
全部自分の努力の成果です。
そして、この学校の教師も同級生もみんな大嫌いです。
と。
こんなめちゃくちゃなことは許可されないのだが、
でも校長は認めてくれた。
多分全てを悟ったのだろう。
最初からこの人に相談すれば良かったかもな。
その卒業アルバムの文章は校長の計らいで全国で広まり、
同級生たちは、第一希望の高校から入学拒否をされた。
ざまあみろ。
俺たちは見返すことに成功し、今もなお親友でいる。
この経験から、人の趣味を批判する奴が大嫌いになった。
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「こんな感じかな」
長話を終え、ソファにもたれかかる。
もう今はどうでもいいけどね。
みんなを確認すると、なぜだか目を潤わせていた。
「りょーくん、もう大丈夫?」
「亮、相談したいことあったらすぐに言ってね」
「あたしにできることがあれば言いなさいよね」
そんなこと言われたらこっちまで泣けてくるじゃないか。
俺は号泣した。
情けない…
この子達といると泣かされてばかりだ。
もちろんうれし泣きだけど。
「心配しなくていいよ。
俺にはもう大切な仲間ができたからな」
みんなを見渡しながらそう言った。
「「「うん!」」」
3人揃って返事をしてくれた。
「じゃあ、トランプ持ってきたから今日は屋内でエンジョイしよう」
楽園部2日目の成果
<トランプで色々な遊びをした>
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