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プレゼントは。

作者: 味崎樹里

久しぶりの投稿なので、軽い話を。


 僕には数年間付き合っている彼女がいる。容姿端麗、勉強も運動もデキる、まさに才色兼備の彼女だ。

 ただ、彼女は少し……いやかなり厄介な気質を持ち合わせている。

 僕の彼女は恋にあまりにも盲目過ぎて、精神を病んでしまった……そう、ヤンデレなのだ。




 彼女から郵便が届いたのは、僕の誕生日当日だった。

 郵便物は拳一個分が入るくらいの大きさの、きれいにラッピングされた箱だった。

 いつも誕生日には自宅に上がりこんできて、お手製のフルコースを振る舞ってくれる彼女が、こんなにシンプルにプレゼントを贈ってくるなんて。

 最近彼女には会っていない(一ヶ月ほど前、彼女は「大仕事をしてくる」と言ったきり僕の前には現れなくなった)し、一体何があったのだろう。

 そんなことを考えながら包装紙を破ろうとしたとき、その箱に彼女の筆跡でメモが記されていることに気が付いた。


 『sending my heart』


 日本語に訳すと、『私の愛を贈ります』になる。

 なんだが彼女らしい。

 僕はふっと微笑んで、包装を解いた。


 ……彼女の高鳴る鼓動が、手の内で踊っていた。


駄洒落ネタでしたが、書いてて楽しかったです。


読んでくれた方々に心からの感謝を。

ありがとうございました。

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