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階段を下りて、2階へ
あまり行く機会のない中学の校舎の方へ向かう。
静かな階段を下り、銀色の戸から外に出る。
図書館が見え、急ぎ足になる。
金色に見える棒状の取っ手を引こうとすると、中から扉が開く。
図書館から出て来た少女は、蓮華の存在を認めるとおろおろしながら「あの痛いとこ、無いですか?」と訊いてきた。
少女のセーラー服のリボンは中学生を示す赤だった。
「私? 大丈夫よ」
蓮華が答えると、ホッとしたように「思い切り開けちゃってごめんなさい」と謝ってきた。
そんなに勢いよく開けられたようには感じなかった蓮華だったが
「これからは気をつけてね」と言っておいた。
「はい」と返事をし、お辞儀をして去って行った少女を見送った蓮華はいつもより気持ちやさしめに扉を開いたのだった。




