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蓮華は駅のホームで電車を待っていた。


ふと鞄からケータイを取り出す。

昨日は部活を途中で抜けてしまってケータイも見ていない。

学園祭については、ほとんど決まっているとはいえ蓮華は一応部長である。

変更事項などがあれば対応しなければならないのだ。


受信BOXにはやはり未読のメールがあった。

3件のうち2件は調理部の子たち、1件はレナからのものだった。


副部長からは蓮華を心配する言葉と昨日の部活内容が記されていた。

きっと部活が終わってから、時間を置くことなく送ってくれたのだ。

申し訳なく思いながら、お礼と了解の旨を返信する。


もう1人の部員からは、とにかく心配のメールだった。

後輩のそれは、副部長がメールをするから他の部員はしなくていいという話もあったこと、それでも といったものだった。

蓮華によく懐いてくれている彼女の顔が思い浮かび、ほっこりとした気持ちになる。

お礼を返した。


レナからは「大丈夫なの?」で始まっていた。

「登校するのなら話したい」ともあった。

蓮華は「学校にむかってるよ 話そう」とだけ返した。

出会った頃からレナがくれるメールは、いつも簡潔でシンプルだ。

だから蓮華もレナへのメールは同じように送る。

蓮華にとってレナは一緒にいて楽しいだけじゃない。気が安らぐ親友なのだ。


蓮華がケータイをしまうと、これから乗る電車がやってきた。

混雑する車内に乗り込む前に気合を入れる蓮華であった。




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