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土曜日の朝でも電車は特に空いていたりはしない。
蓮華はぐったりしながらも学校に向かう。
所定の教室に入ると数人の生徒がすでに席に着いて勉強していた。
蓮華も自分の席に座る。
左斜め後ろの子が声をかけてきた。「篠宮さん、おはよう」
「おはよう」蓮華も振りかえり答える。
隣のクラスの子だけど何て名前だったっけ? 蓮華は考えた。
彼女はしゃべり続ける。
「課題、解いてくるの忘れちゃってさ、今やってるんだよね。篠宮さんはやってきた? 」
「多分」
「本当? じゃ…「蓮華、おはよう」遮るようにレナが蓮華の隣に座った。
「ごめんなさい。またね」隣のクラスのまだ名を思い出せない彼女に蓮華は言い、レナの方を向いた。
「おはよう。レナ」




