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急いできたようで、肩で息をしている彼は、蓮華にとって右側にあるポールを左手で掴み、天井を見上げるようにしていた。


電車は走り出した。


彼はいつまで、その姿勢でいるんだろう と蓮華は思った。


すると頭を下ろした彼が蓮華の方に向き直り「すみませんでした」と言った。


彼がその容姿を持っていない彼だったのなら、そんなにまじまじ見てたわけじゃないのに、駆け込み乗車に腹を立てて睨みつけてると思われたのかな というかこの人後頭部に目があるみたい などと思っただろう。そして「いえ」と薄くほほ笑んだことだろう。

しかし、この彼はその容姿を持っている彼だったのだ。


うわうわうわ

美人 美少年 美青年 イケメン

中途半端じゃないイケメン

本物

うわうわうわ

整ってる……


彼女の頭は思ったり考えたりというより、連想ゲームのように単語が浮かび続けたのだった。  

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