表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
魔法をどこかに落としてきました…(´・ω・`) 魔法を忘れた魔法使いの物語  作者: 南蛇井


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

28/44

Scene 2: 変わり果てたギルド

冒険者ギルドの前。


レイムとリムは、魔導書の地図が示す場所、ロウゼリアの冒険者ギルドの前に辿り着いた。


レイムはギルドの前に立ち、思わず立ち止まった。彼女が覚えている光景と、目の前の建物はあまりにも違っていた。


斜めに傾いた看板。あちこち崩れかけの壁。全体が薄汚れた感じで、まるでゴーストタウンの廃墟のようだ。そして何より――人けが一切無い。


「……あれ?こんな感じ……じゃなかった……はず」


レイムは、三年前の記憶をたどった。


*回想**


三年前、レイムたちが登録に訪れたとき。ギルドの中も外も、長蛇の列が続き、人がごった返していた。


「……人……多い……」レイムは、その熱気に圧倒されていた。


「なんか盛り上がってるな!」アレスは興奮していた。「こいつら全員、打倒魔王目指してんのか!?」


「同じ志の仲間であり、ライバルですね」ラザロは、誇らしげな笑みを浮かべていた。


そう、三年前、レイムがギルドに登録をしたときは、ギルドはびっくりするぐらい活気づいていた。


今や、その活気は見る影もない。


「どうした?行くぞ」


先に進んだリムが、レイムを振り返って促した。


「うっ、うん……」


レイムは、ギルドに一体何が起こったのか、不安に駆られながら、先を進むリムに恐る恐るついていくのだった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ