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こんなところに梅がある⑨

❑パン屋


 石窯で米粉のパンを焼く美味しそうな香りが店中に広がっている。

店員は焼きあがったパンを次々と棚に陳列していく。


 レジの隣部屋にある石窯は、せっせとパンを焼き続ける。

レジを打つ店員と清算を待つ客、両者の頬を徐々に桜色に染めながら。



❑無理


 無理だ。自分に出来る訳がない。あれに見えるは、きっとチャンスの光。そう分かっているのに、この場所から動かず、「無理だ。無理だ、無理だ」と言い続けていた。


 そうしているうちに「無理だ」が「だ無理」になり、無理では無くなっていた。

 

 出来るかもしれない。

 既に足は1歩前に踏み出していた。



Twitter140文字小説⑨

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