疲れてると、豚になるよねって話
ここでいう『豚』とは
普段は制御できていることができなくなる状態を指す。
誠に残念ながら、本当の『豚』という意味ではない。
今から少し前。
新型コロナウイルス感染症の流行に伴い、人が足りず、1か月近く休日がとれていない時があった。
社員の複数人が発症して終わりだと思ったら、今度は今まで出勤していた社員達が発症して、またその次もというループ。おそらく社内にウイルスが漂っており、かつ人員不足による疲労で、社員の抵抗力も落ちていたのだろう。
そんな状態で睡眠不足だと、自分もすぐに倒れてしまうだろうなと思えたため、睡眠時間だけは何とか7時間は確保していたものの、とにかく心休まる休日がなかった。
「自分が発症してはいけない」と気を張っていた。
そのため細かいところでの制御ができなくなっていたのだろう。
激務中のある朝。
女性部下からちょいと間の抜けたミスの報告があがってきた。心の中で、「普通そんなミスするの?」と思ってしまうレベルの間の抜けたミスだった。
そのミスを聞いた瞬間ならびに「分かりました。報告してくれてありがとう。」と言っている間に何回も、豪快にフガフガと豚鼻が鳴ってしまった(;・∀・)
無意識に(;・∀・)笑いながら
豚鼻を鳴らすって大笑いする時に鳴ることがあるアレね。
その瞬間、女性部下から「課長、豚鼻鳴ってますよ。そんな笑うことですか!」的な視線を感じたりもしたし、私自身も「ヤバイ、無意識に豪快に豚鼻鳴らしちゃった」との恥ずかしさもあったのだが、すぐに激務にマインドが戻り、真面目な顔で取り組む。女性部下も「そうか課長、疲れているだけよね。」という気にしない感じで終わったと思う。
女性部下達と真面目な打ち合わせ中。
元々職場でのオナラを我慢する機会が多い私であるが、
激務中にはそんな余裕はなかったのだろう。
打ち合わせ中に、「ブッ!ブーブー」とオナラが連続して鳴っていた。女性部下達はおそらく困惑した顔をしていたと思う(マスク越しなので見えないが)。
私は「いけね!」と思いながらも、その後も、何度も
「ブーブー」と汚いオナラをかましていた。
とはいえ、オナラをかましながらも激務にマインドが戻り、真面目な顔で取り組む。打ち合わせ中にはその後もオナラを「ブーブー」とかましていた。女性部下達も最初は困惑していたが、「そうか課長、疲れているだけよね。」という感じで終わったと思う。
人前で豚鼻を鳴らしたり、オナラをかましたり、
通常時であればとても恥ずかしいことなのだが、今回の激務の場合はそれで仕方なかったのだと思う。
部下達も、豚鼻を鳴らしたりはなかったが、
ふとした拍子に「ブッ!」とオナラをしていることはあった。
しかし激務でそんなことに構っている余裕がないので、
誰も必要以上に気にせずに経過していた。
仕事中にオナラを我慢しなくてもよい、変な気を遣わない、
これこそ私が理想として思い描いていた理想の職場!
なんて思おうともしたけど、いざ自分が体感してみると、
何か違うなと。
やっぱり、人前で豚鼻を鳴らしてしまったら、
謝罪したり、恥ずかしがったりしたいよね。
人前でオナラをかましてしまったら、
謝罪したり、恥ずかしがったりしたいよね。
そういった羞恥心が無ければ、
それは本当に『人間』ではなくただの『豚』な気がするの。
おい!
作者(豚化萌え)は常に豚になりたいと思っているんじゃないのかい!
と読者には思われるかもしれないが、豚は豚でも理想の豚とは違かったんだよなーと思ったり。
やっぱり豚は豚でも
堕落した豚ではなく、理性のある豚でありたいと思った。
見た目は養豚場の豚と遜色なくていいんだけど、知能や理性は保っていたいなと。
最後に唐突に時事ネタ(?)ぶっ込む。
北朝鮮が豚顔化ミサイルとか発射して自分の地域に着弾しないかな?
今年こそは強力な豚インフルエンザが人間にも流行って、
人間が次々と豚顔化しないかな?
するわけねーだろ!
ま、そんな妄想なんかして楽しみながら日々の辛さを乗り越えていきましょう。
というテンション。
とはいえ自分以外の周りの人間全員が、
堕落した豚だったらそれはそれでもいいかもとは思う。
社員全員が豚鼻を鳴らしまくったり、臭いオナラをかましまくったり・・・。
本作のように自分1人だけが豚化しているような時には、
やはり豚は豚でも
理性のある豚でいるべきたと思いました。