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妖怪百物語  作者: keikato
97/920

97 次第高

 次第高(しだいだか)という妖怪がおります。

 中国地方の広い地域に伝承があり、これは道の上に現れる人型の妖怪で、出遭った者が見上げるとその分、次第高の背丈は高くなっていったといいます。

 もし次第高に出遭った場合は目を上に向けず、逆に下へ下へと向ければどんどん小さくなっていき、しまいには消え去ったといわれています。

 島根県江津市では、次第高が出たときは股の下から見なくてはならないとされ、また猟に出たときは次第高との遭遇に備え、最後まで銃弾を残しておくよういわれました。

 その昔。

 山中で次第高に遭遇した猟師が鉄砲で撃ち殺したところ、その正体は小さな猫又だったといいます。

 この次第高。

 タカダカそんなものでした。


・タカダカ=次第高

・タカダカ=せいぜい


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