表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
妖怪百物語  作者: keikato
94/922

94 化灯籠

 化灯籠ばけとうろうは怪異の一種で、栃木県の日光二荒山神社に次のような話が伝わっています。

 ある日の夜。

 灯籠に火を灯すと、すぐに油が尽きて火が消えてしまい、何度火を入れても同じことが起きました。

 またこれに火を灯すと、周りのものが二重に見えたり、また灯籠そのものが様々な姿に変化しました。

 警固の武士たちはこれを怪しみ、毎晩のように刀で斬りつけた結果、灯籠は通常どおり灯るようになりました。

 現在。

 灯籠の受け皿には無数の刀傷が残されています。

 この怪異は暗闇の中で灯籠の火が風に揺らめいて見えたため、またはモモンガやムササビが灯籠の油をなめに来たものとの説があります。

 この化灯籠。

 正体は今も闇の中です。


・闇の中=この怪異は暗闇の中

・闇の中=結論や真実が分からない状態


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ