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妖怪百物語  作者: keikato
936/948

936 妻殺田

 妻殺田めころしだは耕作すると病気になるといわれる「病田やみだ」の一種で、埼玉県川越市に次のような話が伝わっています。

 江戸時代の頃。

 川越の領地に五反の年貢地がありました。

 その田は米がよく獲れていたのですが、昔から病田といわれ、耕作する者の妻は病気になって死んでいました。

 こうして次々と妻が死ぬことから、村人達はこの田を「妻殺田」と呼んで恐れ、やがて耕作する者がいなくなってしまいました。

 あるとき。

 城主の命令で稲のかわりにせりを植えることになり、それに従った百姓にも恐れていたことが現実となり、それからまもなく妻が病気になって死んでしまいました。

 この妻殺田。

 一寸先はヤミダといわれました。


・ヤミダ=病田やみだ=闇だ

・五反=1反は約千平方メートル(300坪)


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