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妖怪百物語  作者: keikato
933/945

933 刀自待火

 刀自待火とじまちゃーびーは怪火の一種です。

 刀自は妻のことで、沖縄県那覇市に次のような話が伝わっています。

 その昔。

 仲の良い若夫婦がおり、妻はいつも仕事に出て遅くに帰っていました。

 あるとき夫は、妻が不貞を働いているのではと疑い、妻の帰り道、変装して襲いかかりました。

 妻はそんなこととは知らず必死に抵抗し、かんざしで夫の喉を突き刺し、やっと家に帰ったのですが、夫の姿がありません。

 もしやと思い引き返すと夫は死んでおり、これを悲しんだ妻は自害しました。

 命がけで貞操を守った妻と、その妻を疑った夫の無念が二つの遺念火となって、夜な夜な現れるといいます。

 この刀自待火の怪火。

 悲しい結果でトジまちゃーびー。


・トジまちゃーびー=刀自待火とじまちゃーびー=閉じまちゃーびー

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