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妖怪百物語  作者: keikato
930/934

930 獏

 ばくは幻獣の一種です。

 これは伝説上の生き物で、熊の胴体、虎の四肢、牛の尾、像の鼻、犀の目、猪の牙を持っていたといいます。

 中国では「悪夢を払う聖獣」だったのですが、それが日本に来てからいつしか、「悪夢を食べる幻獣」になったといわれています。

 室町時代末期。

 獏の絵や文字はすでに縁起物として用いられており、正月に良い初夢を見るために枕の下に宝船の絵を敷く際、悪い夢を見ても獏が食べてくれるようにと、宝船の帆に「獏」と書く風習が見られました。

 また江戸時代には、獏を描いた札が縁起物として流行し、箱枕に獏の絵が描かれたり、獏の形をした獏枕が作られていました。

 この獏枕で寝るとバクスイしたといいます。


・バクスイ=獏睡=爆睡

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