表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
妖怪百物語  作者: keikato
929/933

929 はらだし

 はらだしという妖怪がおります。

 これは秋田県出身の怪奇作家、佐藤有文の妖怪関連の書籍に登場するものです。

 はらだしは夜中に現われ、酒をすすめると喜んで飲み、大きな顔に手足がついた姿で腹出し踊りを始め、その踊りを見た者は良いことがあるといわれました。

 また別の説では、ぼろぼろの古寺に住み、一見すると普通の人間の姿ですが、様々なものに化けることができ、なかでも腹に顔を作ってみせ、出逢った者を脅かしたといいます。

 その一方。

 道に迷った者を寺に泊めるなど親切な面もあり、吹雪で迷った者を温かい御馳走でもてなすこともあったといいます。

 脅かされるか。

 御馳走でもてなされるか。

 いずれにせよ出遭う前はハラハラでした。


・ハラハラ=腹腹はらはら

・佐藤有文(さとうありふみ・1939~1999・怪奇作家・オカルト研究者)


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ