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妖怪百物語  作者: keikato
910/918

910 アマビコ

 アマビコという妖怪がおります。

 アマビコは江戸時代後期から明治中期にかけての瓦版や新聞記事などで確認されます。

 それらには予言をする妖怪だと記されていて、噂話や風説として記録されたり、根拠不明の迷信として報道されたりしました。

 それら報道の多くに、次のような予言をして消え去ったことが記載されています。

「名はアマビコ。

 やがて疫病が発生する。

 人間の大多数が死に絶える。

 自分の姿を描き記した者は災難から逃れることができる」

 ちなみに令和の時代、コロナの流行とともに人気者となったアマビエは、アマビコの「コ」を「エ」とした誤記だとみられています。

 このアマビコ。

 自分が本物であることをコエを大にして言うのでした。


・コエ=「コ」「エ」=声

瓦版かわらばん=江戸時代に普及していた時事性・速報性の高いニュースを扱った印刷物


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