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妖怪百物語  作者: keikato
907/910

907 べか太郎

 べか太郎という妖怪がおります。

 べか太郎は江戸時代後期、尾田郷澄の『百鬼夜行絵巻』にあり、それには二頭身の短足の男が両目の下まぶたを引き下げ、口から舌を大きく出し、あかんべえをしている姿で描かれています。

 また同時代の『百物語化絵絵巻』では、同様の格好をした妖怪が「あかんべい」という名前で描かれています。

 ちなみに、あかんべいの「あか」は赤のことで、赤という言葉は侮蔑を意味することから、べか太郎は大きな赤い舌やまぶたの赤いところを見せ、出遭った相手を見下しているといわれています。

 このべか太郎。

 娘たちに出遭うと舌を出すほかにも、嬉しそうに下を出して見せました。

 娘らから見下されます。

「それはアカんべ」


・アカんべ=あかんべい=あかんべ(ダメだよ)

・下=舌

・尾田郷澄(おだごうちょう・生没不明)

・『百鬼夜行絵巻』(ひゃっきやこうえまき・妖怪絵巻)

・『百物語化絵絵巻』(詳細不明)


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