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妖怪百物語  作者: keikato
903/907

903 蛇女

 蛇女じゃじょという妖怪がおります。

 蛇女は江戸時代末期の絵巻物の『百妖図』に、その姿が描かれています。

 顔は人間の女で、人間のように衣服をまとっていますが、胸のところは蛇腹になっていて、足にはうろこがあり、また着物のすそからは蛇の尾が出ています。

 このように蛇に化身した女を蛇女と称し、かつて江戸の見世物小屋では、熊娘や鬼娘と並んで蛇女がいました。

 これらの大方の蛇女は蛇の刺青をし、蛇を体に巻きつけていたのですが、そんな中には実際に鱗が生えていた女もいたといいます。

 この蛇女。

 服を着ていれば、人間の女と見分けがつきませんでした。

 見世物小屋に来た者が問います。

「ほんとに蛇女か?」

「そうジャジョ」


・そうジャジョ=そうじゃよ=そうジャジョ

・『百妖図』(詳細不明)


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