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妖怪百物語  作者: keikato
90/921

90 貧乏神1

 貧乏神は神の一種で、これはとり憑いた人間やその家族を貧乏にしました。

 各地に昔話や随筆があり、薄汚れた老人姿で、体はやせこけて顔色は青ざめ、手に渋団扇(しぶうちわ)を持って、悲しそうな表情で現れるといいます。

 渋団扇を持っているのは味噌(みそ)が好物で、味噌の香りをあおいで楽しむためだといわれています。

 この貧乏神はどんな姿で現れても、怠け者に好んでとり憑き、家に憑く際は押入れや囲炉裏に棲みつきました。

 昔から貧乏神と囲炉裏は関係が深く、夜に囲炉裏で火を焚くと貧乏神は熱がって逃げていき、燃えている火をやたらあおぐと貧乏神が出るといわれました。

 囲炉裏の火は渋団扇でそーっとあおぐ。

 これがミソでした。


・ミソ=味噌

・ミソ=重要な点

・渋団扇=柿渋を塗っているうちわ


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― 新着の感想 ―
[一言] 貧乏神といえば、働き者夫婦の家に寄生した貧乏神が福の神になる話を読んだことがあります。 ミソ好きなところといい、なんというか、身近な神様なイメージですね(笑)
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