表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
妖怪百物語  作者: keikato
894/906

894 大鯰1

 大鯰という妖怪がおります。

 古くは『日本書紀』に記録があり、これは巨大なナマズで地中深くに棲み、身体を揺することで地震を起こしたとされています。

 安土桃山時代。

 豊臣秀吉が伏見城築城の折に家臣に宛てた書状には、「ナマズによる地震にも耐える丈夫な城を建てるように」という指示が見られ、この時点ですでにナマズと地震の関連性がうかがわれます。

 ちなみに地震を起こすのは、古くは日本列島の下に横たわる龍、あるいは日本列島を取り囲む地震虫だとされていたのですが、江戸時代の頃から大鯰が主流となり、安政の大地震の後には二百種を超える鯰絵が出まわったといいます。

 この大鯰の予知。

 ジシンがないときはおとなしくしていました。


・ジシン=自信=地震

・『日本書紀』=(奈良時代に成立した日本の歴史書)

・安政の大地震=江戸時代後期の安政年間(1850年代)に、日本各地で連発した大地震


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ