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妖怪百物語  作者: keikato
888/906

888 化け火

 化け火は怪火の一種です。

 滋賀県大津市に伝承があり、これは火の玉の中に人の顔が浮かび上がり、人が相撲をとっているような形になることがあったといわれています。

 ある夜。

 相撲は誰にも負けないと豪語する男が、この化け火の正体を暴こうと、田んぼに土俵どひょうを作って待ちかまえていると、それを見つけた化け火が現れました。

 男は大声を張り上げ、化け火に勢いよくぶつかっていきましたが、あべこべに十メートルほど投げ飛ばされてしまいました。

 その後。

 化け火と相撲をとった者は同じように投げ飛ばされるので、そのうち誰もが化け火の相手をしなくなりました。

 化け火は相撲がとれなくなってがっかりです。

「ドーヒョウもねえな」


・ドーヒョウ=土俵=どうしようも

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