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妖怪百物語  作者: keikato
87/922

87 天狗火1

 天狗火は怪火の一種で、愛知県春日井市に次のような話が伝わっています。

 その昔。

 一人の村人が山中で急な雷雨に見舞われ、身動きできずに木の下で震えていたところ、どこからか天狗火が現れました。

 その天狗火で、村人は暖をとることができ、道に迷うことなく村まで帰ることができたといいます。

 一方。

 この天狗火に関しては別の伝承もあり、出遭ったときはこれを見ないようにして、立ち去るのを待つのがよいとされています。

 ある男が天狗火に遭遇しました。

 この男は豪胆でしたのでそっぽを向かず、正面から天狗火と向かい合いました。

 すると天狗火がその男を捕まえ、山のかなたへと飛び去ったといいます。

 この豪胆な男。

 向こう見ずな男でした。


・向こう見ず=そっぽを向かず

・向こう見ず=将来のことを考えずに行動する


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