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妖怪百物語  作者: keikato
868/905

868 君手摩

 君手摩きみてずりは神の一種です。

 これは沖縄に伝承があり、海と太陽を司る女神で琉球王国の守護神とされており、琉球神道に伝わる女神「君真物きんまもん」と、古くから同一視されてきました。

 君手摩は海のかなたの深淵に住み、新しい国王の即位の儀式中、聞得大君(きこえおおきみ)に憑依するとされていました。

 琉球王国の政治家、羽地朝秀編纂『中山世鑑』ではこれを「神の名」としています。

 その一方。

 君手摩の「君」は祭祀を司る祝女のろで、「手摩」は祈祷の際に手をすり合わせる行事を意味する別の史料があることから、これは「儀式の名」だとする説もあります。

 この君手摩。

 いずれにせよ儀式はノロノロ行われました。


・ノロノロ=祝女祝女のろのろ=のろのろ

聞得大君(きこえおおきみ) =第二尚氏時代の琉球神道における最高神女

・羽地朝秀(はねじちょうしゅう・1617~1676・琉球王国の政治家)

・『中山世鑑』(ちゅうざんせいかん・1650年成立・琉球王国の初めての正史)


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