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妖怪百物語  作者: keikato
860/905

860 片足ピンザ

 片足ピンザという妖怪がおります。

 沖縄県宮古島に伝承があり、ピンザは宮古島の方言で「山羊やぎ」のことをいい、これはその名のとおり「一本足の山羊」の妖怪です。

 宮古島では「ガングリユマタの片足ピンザ」という話がよく知られています。

 ユマタとは「四辻」のことで、この妖怪がどこからともなく「ガングリ、ガングリ」という音を出しながら四辻に現れ、これに頭の上を飛び越えられた者は「魂を抜かれ死んでしまう」、あるいは「呪われる」といわれました。

 ただし頭の上を飛び越えられる寸前、片足ピンザの足を掴めば、これらの災難から逃れられたといわれています。

 足を掴まれた片足ピンザがぼやきます。

「一本、取られちまったな」


・一本、取られ=片足

・一本取られる=駆け引きなどで相手に負ける


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