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妖怪百物語  作者: keikato
86/920

86 山ミサキ1

 山ミサキは邪悪な風を伴う怪異です。

 ミサキとは本来、神、悪霊、精霊などの神霊が現れる際、その出現前に現れる御先みさきに由来しており、八咫烏やたがらすや稲荷狐はその類いのもので、神霊の予兆や使いの役を果たしました。

 そうしたなか、山や川などで不慮の死を遂げた者は弔ってもらえないことがあり、その無念な怨霊は山ミサキと化し、生きている者に病気をもたらすといわれました。

 この山ミサキと遭遇したときは突然の寒気など、それが予兆として現れることが多く、そんなときは必ず風を伴ったといいます。

 この邪悪な風はミサキ風と呼ばれ、この風がかかった者は熱を出して寝込むことになりました。

 悪いカゼにかかるのです。


・カゼ=風=風邪

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