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妖怪百物語  作者: keikato
856/905

856 グズ1

 グズは巨大な怪魚で、石川県加賀地方に次のような話が伝わっています。

 その昔。

 加賀の動橋いぶりはし川の下流の池に体長10メートルのグズが棲み着き、収穫の季節になると若い娘を生贄いけにえとして要求してきました。

 これを断ると、グズは口から火を噴いて田畑を焼き払うので、村人たちは泣く泣く毎年、一人の娘を生贄に出すことで災難を避けていました。

 ある年。

 生贄に選ばれた娘を持つ庄屋が振橋神社に祈ったところ、グズ退治に協力するという僧が現れました。

 この僧の正体は動橋神社の神が旅の僧に化身したもので、神力でもってグズを池に封印しました。

 このグズ。

 僧の正体が動橋神社の神とは知らずクズグズしていたのでした。


・グズクズ=ぐずぐす(愚図愚図)

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