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妖怪百物語  作者: keikato
852/913

852 おもやの源助狢

 おもやの源助狢は新潟県佐渡市に次のような話が伝わっています。

 その昔。

 佐渡で酒造りをしていた重屋おもや杜氏とうじが酒造蔵に入った際、源助狢はこの杜氏に憑いて、主人の怒りを買ってしまいました。

 源助狢は主人に謝罪し、杜氏を元に戻し、このとき屋敷の守護を約束しました。

 ある晩。

 重屋の酒造蔵に盗人が入ったとき、人影が見えたり咳払いが聞こえたたため、この盗人は何も盗むことができなかったといいます。

 その後。

 源助狢は山本家に祀られていましたが、昭和の時代になって新町大神宮に石のほこらが造られ、以来そこで祀られるようになりました。

 このおもやの源助狢。

 現在。

 祠でホコラしげにしているといいます。


・ホコラしげ=ほこら=誇らしげ

・杜氏=酒づくりの職人の長


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