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妖怪百物語  作者: keikato
844/907

844 およし狐1

 およし狐は化け狐の一種です。

 近畿地方に伝承があり、このうち大阪府の松原に伝わるおよし狐は美しい娘に化けたといいます。

 その昔。

 道明寺の縁日の夜。

 一匹の狐が長尾街道沿いにある三ツ池の土手に座っていると、そこへ一人の若者がやってきて、美しいかんざしを渡してデートに誘いました。

 翌晩。

 およし狐は仲間の狐の忠告を無視し、娘に化けて若者と会いました。

 二人は朝まで逢瀬をします。

 それ以来。

 若者とおよし狐は、毎晩のように逢瀬を重ねました。

 数か月後。

 およし狐は無理がたたり、三ツ池の土手の上で狐の姿に戻って死んでいたといいます。

 このおよし狐。

 仲間の忠告にまったく聞く耳持たずでした。

 コンコンと説教されたのですが……。


・コンコンと説教=心を込めて丁寧に説くさま

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