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妖怪百物語  作者: keikato
842/907

842 クロッポコ人

 クロッポコ人は小人族です。

 富山県南砺市に伝承があり、これは五箇山の山頂に住んでいたといわれています。

 クロッポコ人は大人でも身長が一メートルちょっとで、南向きの平坦な場所に、体格に合った小さな洞穴を掘って住居としていました。

 また鳥や獣を弓で射て、それを食料にし、また山菜や栗やアケビなどの実を採って生活していたといわれています。

 現在。

 クロッポコ人が過去にいたという痕跡は見つかっておらず、富山県出身の民俗学者、石崎直義の『越中の伝説』に先のことが記されているだけで、ほかに資料らしきものはありません。

 このクロッポコ人。

 骨はおろか歯の化石も見つかっていません。

 今はネもハもないハナシだとされています。


・ネもハもないハナシ=骨も歯もない歯なし=根も葉もない

・根も葉もない=物事の根拠や証拠などがまったくない

・石崎直義(いしざきなおよし・1904~1991・郷土史、民俗学者)

・『越中の伝説』(1976年刊)


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