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妖怪百物語  作者: keikato
84/919

84 ヒダル神1

 ヒダル神は憑き物の一種です。

 西日本の各地に伝承があり、ヒダルは空腹感を意味する「ひだるし」に由来し、人知れず死んだ餓死者の霊が、生きている者に疲労や空腹をもたらすものだといわれています。

 これに憑かれると、はじめは疲れを感じる程度ですが、突如として激しい空腹感に襲われ、しまいにはその場から一歩も動けなくなり、そのまま行き倒れて死んでしまうこともありました。

 行き遭う場所は、山道、峠、四辻、過去に行き倒れのあった場所などで、憑かれて死んだ者は同様のヒダル神となりました。

 ヒダル神は自分が味わった疲労や苦しみを、他の者にも味合わせようとするのだといいます。

 このヒダル神。

 ツカレることから始まりました。




・ツカレる=疲れる=憑かれる

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― 新着の感想 ―
このヒダル神という怪異も、私の場合は水木しげる先生経由で知りましたね。 餓死者の成れの果てという事もあり、「ゲゲゲの鬼太郎」に登場した時は鬼太郎の攻撃を喰らっても「飢え死にの苦しみに比べたら大したこと…
[一言] 神と名のっく妖怪なんですね (((;ꏿ_ꏿ;))) 人を死に至らしめるくらいだから、貧乏神よりたちが悪そうです。
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