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妖怪百物語  作者: keikato
835/905

835 さいきょう鼠

 さいきょうねずみは憑き物の一種です。

 愛知県の三河地方に伝承があり、これは伝承上の憑き物である「管孤くだぎつね」と同じ類いものだといわれています。

 さいきょう鼠が人に憑くには、これをとり憑かせる特別な者の存在が必要であって、この特別な者がとり憑かせる相手をしばらく黙視した後に呪文を唱えることで、その相手は催眠状態になったといいます。

 その後。

 催眠状態になった者は歌を歌ったり、安来節を踊ったりと、憑き物をとり憑かせた者の言われるがままになってしまったといいます。

 また占いに答えるなど予言をして、それを的中させたりしたともいわれています。

 このさいきょう鼠。

 憑き物でサイキョウだといわれました。


・サイキョウ=さいきょう鼠=最強

・管孤=信濃国飯綱山から出たという想像上の小さな狐。イタチほどの大きさで竹管に入り、飯綱使いの問いに答え予言をしたり種々の霊験を現わしたりする

・安来節=島根県安来市の民謡で「どじょうすくい踊り」という滑稽なおどりを含み、大正期を中心に全国的人気を博した


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