表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
妖怪百物語  作者: keikato
831/905

831 雪童子

 雪童子は新潟県に次のような話が伝わっています。

 その昔。

 あるところに子供のいない夫婦がおり、二人は寂しさをまぎらわすため、雪の降る日に雪で人形を作りました。

 ある吹雪の晩。

 夫婦の家に一人の子供がやってきました。

 夫婦はたいそう喜び、我が子のようにかわいがって育てました。

 春が訪れます。

 子供はだんだんやせ細り、夫婦が心配するなか姿を消しました。

 そして冬。

 その子は再び夫婦の家にやってきて、春になるとまた姿を消しました。

 この夫婦は、春になると消えるその子のことがずっと謎でした。

 数年後。

 子供はついに、自分が雪の精霊であることを打ち明けました。

 それから雪童子は完全に姿を消してしまいました。

 謎がとけたのです。


・謎がとけた=雪童子が解けて消えた

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ