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妖怪百物語  作者: keikato
83/919

83 首なし馬

 首なし馬という妖怪がおります。

 これはその名のとおり頭部のない馬であり、路上に出没して、馬の上には神が乗っているともいわれています。

 ちなみに首なしというのは幽霊によく見られる怪異であり、この首なし馬についても、かつて死んだ馬や殺された馬が首のない幽霊となって現れたものだといわれています。

 首なし馬の伝承は日本各地にあり、その内容も土地ごとに異なり、多岐にわたっています。

 徳島県板野郡の伝承。

 この地の首なし馬は、人に襲いかかって噛みついたともいわれています。

 ですが、この馬には頭部がなく口がありません。

 口がないのに、どうやって噛みつくことができたのか謎です。

 この首なし馬。

 今となっては死人に口なしです。





・口なし=首なし馬

・死人に口なし=死人に口なし=死人は無実の罪を着せられても釈明することができない。また、死人を証人に立てようとしても不可能である


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― 新着の感想 ―
[良い点] 仰る通り、口のある首がないはずなのに噛み付くのは不思議ですね。 切断面を口に見立てて噛み付いたのか、或いは常人には不可視な精神体で噛み付いたのでしょうか。 [一言] 今から80年ほど昔のア…
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