表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
妖怪百物語  作者: keikato
810/905

810 ビジンサマ

 ビジンサマは山の神の類いのものです。

 長野県に伝承があり、信州上伊群辰野町の奥山で目撃した者の話によると、次のようなものだったといいます。

「それは黒雲に包まれた丸い玉が本体で、両手で抱えられないほどの大きさだった。玉の下には赤や青のビラビラの紙が下がっており、それがうなるような音をたて、山の中を飛びまわっていた」

 また蓼科山たてしなやまでも、これと同じものを見た人がいたといいます。

 ビジンサマは現れる日が決まっていて、地元の者はビジンサマが通る日は仕事を休んだり、山に入ることを禁じました。

 このビジンサマ。

 ビジンというからには女でしょうが、本体はなぜか丸い玉であるといいます。

 サマになりません。


・サマ=ビジンサマ

・様にならない=格好がつかない


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ