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妖怪百物語  作者: keikato
809/906

809 槌転び

 槌転び(つちころび)という妖怪がおります。

 鳥取県三朝町に伝承があり、これは槌の形に似た蛇であるとされ、山の峠道を歩いていると転がってきて噛みついたといいます。

 太さは三十センチ、長さは九十センチほどで、その姿はたるのようで、転がりながら追いかけてきたともいわれています。

 鳥取県では槌転びが「ツチノコ」と呼ばれることもあり、江戸時代の百科事典『和漢三才図会』にある「野槌蛇」、民間伝承に見られる高知県の「タテクリカエシ」や岡山県の「テンコロコロバシ」など、槌のようなものが転がってくる妖怪と同じ類いのものだといわれています。

 この槌転び。

 名前を変えながら、中国、四国地方などを転々としていました。


・転々と=槌転び

・『和漢三才図会わかんさんさいずえ』=寺島良安てらしまりょうあん著の絵入り百科事典)


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