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妖怪百物語  作者: keikato
808/905

808 ぬらりひょん1

 ぬらりひょんという妖怪がおります。

 江戸時代の妖怪絵巻などにあり、それらには着物を着た禿げ頭の老人が多く描かれていますが、解説文がなく詳細は不明です。

 江戸時代中期、鳥山石燕の『図画百鬼夜行』には、駕籠(かご)から下りるぬらりひょんが描かれていますが、これにもやはり解説文がありません。

 昭和以降の解説。

「夕暮れ時など、家人が忙しくしているとどこからともなく家に入り込み、茶を飲んだり煙草を吸ったりと、あたかも自分の家のように振る舞う。家の者からすればとらえどころがなく、家にいてもまったく気にならないほど落ちついている」

 このぬらりひょん。

 もう十分に落ち着いた存在で、これ以上オチつけようがありません。


・オチつけ=落ち着け=オチ付け

・鳥山石燕(とりやませきえん・1712~1788・画家)

・『図画百鬼夜行』(がずひゃっきやこう)


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