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妖怪百物語  作者: keikato
803/906

803 アグドカジリ

 アグドカジリという妖怪がおります。

 名前のアグドは「かかと」のことで、これは人間の踵にとり憑くといわれていますが、具体的なことが伝わっていないため詳細は不明です。

 青森県八戸市に伝承があり、『青森県史民俗編』に次のような話が記されています。

 その昔。

 ある家の屋敷内の一画に、稲荷堂跡があったのですが、そこには2本のひのきが立ち並び、また御堂下の道にはやぶがありました。

 雨の降る晩。

 1本の桧からアグドカジリが、もう1本の桧からはヌノバヒという妖怪が現れて、稲荷堂から藪のあたりを歩きまわりました。

 ただ、このアグドカジリ。

 雨が止むと決まって、きびすを返して桧に駆け戻ったといいます。


きびすかかと

きびすを返す=引き返す


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