表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
妖怪百物語  作者: keikato
799/920

799 網切

 網切という妖怪がおります。

 江戸時代中期、鳥山石燕の『画図百鬼夜行』にあり、それにはハサミを持つカニまたはサソリのようなものが描かれています。

 石燕は『画図百鬼夜行』の妖怪を描く際、それ以前の妖怪絵巻を参考に描いており、この網切も以前の妖怪絵巻の「髪切り」を参考に描いたのではないかと見られています。

 昭和以降の文献では、網切は蚊帳や魚網を切り裂くと解説されています。

 仙台市出身、山田野理夫の『東北怪談の旅』には山形県庄内地方の話として次のような話があります。

「外に干していた魚網が網切に切られることが続いたので、家の中の納戸なんどに隠したが、それでも網切に切られてしまった」

 ナンドも切られました。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ