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妖怪百物語  作者: keikato
797/919

797 大天婆

 大天婆は怪猫で、宮城県気仙沼市に次のような話が伝わっています。

 その昔。

 気仙沼に熊谷儀八郎という男と、おさんという母親が住んでいました。

 母親はあるときから急に粗暴になり、近所ではニワトリが盗まれる事件が起きるようになりました。

 ある日。

 この近くを通りかかった巡礼僧が、何者かに襲われたので刀で応戦すると、何者かは悲鳴を上げて逃げていきました。

 その夜。

 儀八郎の家では、母親が怪我をしたと大騒ぎになっていました。

 僧が儀八郎に事情を話し、母親を切りつけところ大きな猫の化け物に変わりました。

 猫の化け物は大天婆で、おさんを食い殺して母親になりすましていたのでした。

 この大天婆。

 ニワトリをネコババしていました。


・ネコババ=大天婆=ニワトリが盗まれる事件

猫糞ねこばば=落し物や預かったものを素知らぬ顔で自分のものにしてしまう


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