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妖怪百物語  作者: keikato
775/917

775 猩猩1

 猩猩(しょうじょう)は古典書物に記された架空の動物です。

 富山県氷見市の伝承。

 身長は1メートルほどで顔は人間に似ており、赤い髪が長く垂れていたとされています。

 猩猩は船に上がって舳先へさきに腰かけたといい、ときには六、七匹も乗り込んできました。

 驚いて騒いだりすると船を沈められるため、船乗りたちは黙って船底に打ち伏していたといいます。

 山口県周防大島の伝承。

 猩猩は海から船乗りに「(たる)をくれ」と声をかけてきました。

 このとき樽をやらなければ祟りがあり、樽をやれば船に水を汲み入れられて沈められるため、樽の底をこっそり抜いて渡したといいます。

 この猩猩。

 タルんでいてソコまでは気がつきませんでした。


・タルんで=弛んで(たる)んで=(たる)んで

・弛む(たるむ)=気持ちがゆるむ

・ソコ=そこ=底


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