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妖怪百物語  作者: keikato
770/917

770 がたがた橋

 がたがた橋は怪異の一種で、岐阜県下呂市に次のような話が伝わっています。

 その昔。

 飛騨小坂の金右衛門の家の前に架かっていた板橋がガタガタと音を立て、橋を渡る人影もないのに声が聞こえるようになりました。

 その後も橋が音を立てる怪異は続き、そのうち泣き声までするようになりました。

 金右衛門は気味悪く思い、占い師に相談しました。

 占い師が教えます。

「橋の先は越中立山。その立山には地獄があり、地獄へ堕ちる亡者たちが渡っているのです。極楽往生を願い、この経典きょうてんを橋のたもとに埋めてください」

 金右衛門が占い師に渡された経典を埋めると、不思議とそれまでの怪異はピタリとやみました。

 びっくりキョウテンでした。


・キョウテン=経典=仰天

・びっくり仰天=非常に驚くさま


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