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妖怪百物語  作者: keikato
768/916

768 ママオッカ

 ママオッカという妖怪がおります。

 千葉県佐倉市に伝承があり、これは「子脅し妖怪」の類いのもので、『佐倉市史民俗』には「鬼が出る」と記されています。

 この鬼は、空の唐箕とうみをまわすと現れるといい、ちなみに唐箕は穀物の皮やヌカをふるい除く農具のことで、扇板せんばんを回転させて風を起こし、重い実の粒、軽いくず粒、ワラくずの三つに選別するものです。

 この唐箕は大事な農具で、子供がみだりにいたずらしないよう、ママオッカという妖怪を出して脅したのです。

 唐箕のない現在。

 ママオッカはいなくなったといわれていますが、それでも「ママオッカが出るぞ!」と脅すと、今も子供は母親の元へ逃げます。

「ママオッカねー」



・ママオッカねー=ママオッカ=ママおっかない(ママ恐いよー)

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