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妖怪百物語  作者: keikato
766/918

766 高入道1

 高入道たかにゅうどうという妖怪がおります。

 これは人前に不意に現れて、見上げた者の前で背がどんどん高くなるといい、正体は狐狸が化けたものだといわれています。

 江戸時代後期、速水春暁斎の『絵本小夜時雨』によると、京都御幸町に身長3メートルの高入道が現れ、これに出遭った者が無我夢中で木片を投げつけると姿を消したといいます。

 同じく江戸時代後期の『怪談旅之曙』によれば、ある百姓がスッポンを売って生活していたところ、執念深いスッポンの怨霊が身長30メートルの高入道となって現れたといいます。

 百姓がこれを捕えて売ると、普通の大きさのスッポンと同じ値段でした。

 この高入道。

 スッポンではタカがしれていました。


・タカ=高入道

・高がしれる=程度がわかる

・速水春暁斎(はやみしゅんぎょうさい・1767~1823・浮世絵師、読本作者)

・『絵本小夜時雨』(えほんさよしぐれ・絵本読本)

・波天奈志小浮禰(はてなしおぶね・詳細不明)

・『怪談旅之曙』(かいだんたびのあけぼの・1796年刊・怪談)


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