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妖怪百物語  作者: keikato
759/920

759 飛頭蛮1

 飛頭蛮(ひとうばん)という妖怪がおります。

 これは中国から伝わった妖怪で、普段は人間の姿となんら変わらないのですが、夜になると頭が胴体から離れて空中を飛びまわったといいます。

 唐の時代の書『南方異物誌』に次のような記述があります。

「中国南部からベトナムにかけての地方の洞穴に棲む飛頭蛮は、首に赤い傷跡があり、夜には耳を翼のように使って飛びまわり、虫を食べ、夜が明けると忘れず元の体に戻ってきた」

 飛頭蛮は日本の妖怪「ろくろ首」の原型といわれており、これには首が伸びるタイプと、体から離れて飛ぶタイプがあり、うち頭が体から離れるタイプは頭脳明晰だったといいます。

 この飛頭蛮。

 飛ぶタイプは頭が切れました。


・頭が切れる=頭が体から離れる

・頭が切れる=頭脳明晰

・『南方異物誌』(なんぽういぶつし・唐代の書)


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