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妖怪百物語  作者: keikato
754/916

754 青女房

 青女房という妖怪がおります。

 江戸時代中期、鳥山石燕の妖怪画集『今昔画図続百鬼』にあり、妖怪が映った鏡の前で、女官がお歯黒をつけている後ろ姿が描かれています。

 その解説文では、「荒れ果てた古御所で誰かが訪ねてくるのに備え、青女房は常に化粧をしている」としています。

 室町時代から数多く制作された『百鬼夜行絵巻』には、やはり鏡の前でお歯黒をつける女官の妖怪が描かれており、石燕はそれらを元にして青女房と名付けたとされています。

 また江戸時代後期、尾田郷澄の『百鬼夜行絵巻』の青女房は、後ろ姿でなく正面を向いており、扇子せんすを手にした姿で描かれています。

 この青女房。

 ほかの青女房にないセンスがありました。


・センス=扇子せんす=センス

・鳥山石燕(とりやませきえん・1712~1788・画家)

・『今昔画図続百鬼』(こんじゃくがずぞくひゃっき)

・『百鬼夜行絵巻』(日本の絵巻物で多数の作品が現存)

・尾田郷澄(おだごうちょう・生没不明)

・『百鬼夜行絵巻』(ひゃっきやこうえまき・妖怪絵巻)


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