表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
妖怪百物語  作者: keikato
745/919

745 白蔵主

 白蔵主(はくぞうす)は妖狐で、大阪府堺市にある少林寺に次のような話が伝わっています。

 南北朝時代。

 和泉にある少林寺に白蔵主という僧がいました。

 白蔵主は竹林で3本足の白狐に出遭い、連れ帰ってかわいがっていたところ、この白狐には霊性があり吉凶を告げたりしました。

 ある日。

 白蔵主の親族に狩りの好きな男がいたのですが、白狐は白蔵主に化けてその男の家に出向き、殺生の罪について戒めました。

 ところが男は、白蔵主の足が奇妙だったことから、正体が狐であることに気づきました。

 その後。

 白狐となった白蔵主は好物の鼠の天ぷらをエサにおびき出され、無念にも男に狩られてしまいました。

 この白蔵主。

 男に足もとを見られました。


・足もとを見られ=足が奇妙だった

・足もと見られる=弱みを見透かされる

・南北朝時代=1337~1392年


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
白蔵主の伝説は狂言の「釣狐」としても今日に語り継がれていますね。 そう言えば私も狐憑きの巫女さんが活躍する和風ロ―ファンタジーを書いた事があるのですが、彼女の使役する管狐に「白蔵」という名前を付けてい…
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ