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妖怪百物語  作者: keikato
741/917

741 トウビョウ

 トウビョウは蛇の憑きものです。

 中国、四国地方に伝承があり、姿かたちは10センチから20センチほどの淡い黒色の蛇で、首の部分には金色の輪があったといいます。

 トウビョウが憑いている家はトウビョウ持ちといわれ、人目につかないよう土のびんに入れて台所の床下に隠し置いておき、ときどき人間同様の食事や酒を与えたといいます。

 こうしたトウビョウ持ちの家は、金が入って裕福になりますが、もしトウビョウを粗末に扱えば、逆に飼い主に襲いかかったといわれています。

 またトウビョウに憑かれた者に対し、「貴様の体はどうした?」と問うと、「藪の中に置いてある」と答えたといいます。

 このトウビョウ。

 その真相は藪の中でした。


・真相は藪の中=関係者の認識の食い違いなどにより物事の真実が明らかにならないでいる

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