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妖怪百物語  作者: keikato
740/918

740 野狐1

 野狐(やこ)妖狐(ようこ)の一種で、人間を化かす狐です。

 狐の階級は、上から天狐、空狐、気狐、野狐の順になっているのですが、何かに化けて人を驚かせたり幻を見せたりと、人を化かす狐として流布しているのは最下位の野狐です。

 狐が語ったという話として、江戸時代末期、宮川政運の随筆『宮川舎漫筆』に、次のような記述があります。

「狐は大きく分けて善狐と野狐の二種がおり、前者は人に対して(ぜん)をなすもので、後者は人に対して悪をなすものである」

 これによりますと、善狐は善の狐であり、野狐は悪の狐で、狐を善悪で分類しています。

 この野狐。

 (ぜん)に似て非なる邪禅を行う、野狐禅(やこぜん)だったといいます。


(ぜん)=善狐

・野狐禅=野狐

・野狐禅=禅宗において禅に似て非なる邪禅のこと

・宮川政運(みやかわまさやす・詳細不明)

・『宮川舎漫筆』(みやがわのやまんぴつ・文久2年刊・随筆)


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