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妖怪百物語  作者: keikato
733/924

733 足まがり

 足まがりという妖怪がおります。

 香川県に伝承があり、この正体は狐狸(こり)の類いだといわれていますが、姿を見せたことがなく正体は謎に包まれています。

 名前の「まがり」はこの地方の方言で「まとわりつく」という意味で、人が道を歩いていると綿のようなものを絡みつけてきて歩く邪魔をしました。

 高松市の伝承。

 これに出遭った者が足を振ると、松の木の根に変わり怪我をしたといいます。

 仲多度郡まんのう町の伝承。

 (まり)状のものが転がってきて、それが蹴り飛ばすたびに大きくなり、しまいには蹴ることができないほど大きくなったといいます。

 この足まがりに何度も遭遇した者は、みなが口をそろえて言いました。

「コリゴリだよ!」


・コリゴリ=狐狸=懲り懲り

・懲り懲り=すっかり懲りて嫌になる


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