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妖怪百物語  作者: keikato
732/917

732 川猿1

 川猿という妖怪がおります。

 静岡県に伝承があり、これは川辺に棲んでいて、河童に近いものでしたが呼称は川に(さる)とされ、近づくと魚の臭いが漂ってきたといいます。

 性格は臆病ですが、自分を助けてくれた人間の顔はずっと忘れなかったといいます。

 その一方。

 子供の姿となって人を化かすことがあるほか、馬は川猿に遭っただけで倒れて死んでしまうといわれ、馬の疫神(えきじん)として恐れられていました。

 また人間から危害を加えられたときは、相手の体中の皮膚をかきむしって傷を負わせました。

 この川猿の最大の弱点は股で、ここを攻撃されるとたちまち力が弱まって、戦意を喪失したといいます。

 そして……。

 川にサルといわれました。


・サル=去る=猿

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